楽天モバイルのローミングエリアとは?パートナー回線の仕組み・確認方法・圏外対策を解説

楽天モバイルのデータ高速無制限エリアには、自社基地局の電波を利用する「楽天回線エリア」と、パートナー(au)基地局の電波を利用する「パートナー回線エリア」の2種類があります。一般的に国内ローミングの話で出てくるのは、このうち「パートナー回線エリア」のことです。
「契約したいけど、自宅や実家でちゃんとつながるか不安」という方に向けて、ローミングエリアの仕組み・確認方法・圏外になりやすい場所と対策をまとめました。
楽天モバイルのローミングエリアとは?
「ローミング」とは、契約している通信事業者のサービス範囲外の場所で、他の事業者の設備を通じてデータ通信を利用できるようにする仕組みです。楽天モバイルでは、この仕組みを使ってauの基地局経由でつながるエリアを「パートナー回線エリア」と呼んでいます。
楽天モバイルの公式FAQでは、データ高速無制限エリアについて次のように案内されています。
データ高速無制限エリアには、楽天基地局の電波を利用する楽天回線エリアと、パートナー(au)基地局の電波を利用するパートナー回線エリアの2つが存在します。
楽天モバイル 公式FAQ「データ高速無制限エリアとは何ですか?」より
つまり、楽天モバイルの「使えるエリア」は、楽天自身が整備した基地局のエリアだけではなく、auのネットワークをローミングで補完したエリアも含まれます。
楽天回線エリアとパートナー回線エリアの違い
2つのエリアの違いを整理します。
| 項目 | 楽天回線エリア | パートナー回線エリア |
|---|---|---|
| 電波の提供元 | 楽天モバイル自社基地局 | auの基地局(ローミング) |
| データ速度 | 高速無制限 | 高速無制限(ローミング通信) |
| 5G利用 | 対応エリアで利用可 | 非対応(4G/LTEのみ) |
| 主な対象エリア | 都市部を中心に全国拡大中 | 地方・郊外・一部屋内施設など |
| 今後の動向 | 継続拡大 | 楽天回線へ順次切り替え中 |
利用者側からは、どちらのエリアでも基本的に追加料金なしでデータ通信が利用できます。ただし、パートナー回線エリアは楽天回線エリアへの切り替えが順次進んでいます。
なお、楽天回線エリア・パートナー回線エリアのいずれも、混雑時や公平なサービス提供のため通信速度が制御される場合があります。
海外ローミングとは別の話
「ローミング」という言葉は海外利用の文脈でも使われますが、この記事で解説しているのは国内のパートナー回線エリアの話です。海外ローミングでは、対象国・地域で毎月2GBまで高速データ通信を利用できますが、国内のパートナー回線エリアとは別の仕組みです。混同しないようにご注意ください。
楽天モバイルのローミングエリアはどこで確認できる?
ご自身のエリアが楽天回線なのかパートナー回線なのかは、楽天モバイルの公式サービスエリアマップで確認できます。
確認手順
- 楽天モバイルの通信・エリアページ(https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/)を開く
- 「サービスエリアマップ」から住所・地名を入力して検索する
- 表示されたマップで、楽天回線エリア・パートナー回線エリア・5Gエリアの色分けを確認する
スマートフォンからそのままアクセスして現在地を確認することもできます。自宅・職場・実家・よく行く場所など、複数の住所で確認しておくと安心です。
エリア確認の詳しい手順については、こちらの記事もあわせてご確認ください。
地方・山間部・地下・屋内ではどう考えるべき?
楽天モバイルのエリアに関して特に不安の声が多い場所について、現状を整理します。
地方・郊外エリア
地方や郊外では、地域によってパートナー回線(auローミング)が提供されている場所があります。一方で、楽天回線への切り替えが進んでいる地域や、楽天回線・パートナー回線のどちらも利用しにくい場所もあるため、最新の状況はサービスエリアマップで確認してください。
山間部・過疎地
山間部や人口の少ない地域は、楽天回線・パートナー回線ともにエリア外となる場合があります。契約前に必ずエリアマップで確認することをおすすめします。
地下・屋内施設
KDDIの公式情報によると、ローミング提供エリアには「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所などの一部」が含まれると案内されています。ただし、すべての地下・屋内で使えるわけではなく、施設によって状況が異なります。
プラチナバンドによるエリア改善
楽天モバイルは700MHz帯(いわゆるプラチナバンド)の整備を進めています。一般に低い周波数帯は建物の内部などにも届きやすいとされており、今後の屋内エリア改善が期待されています。ただし、実際の改善状況は地域や施設によって異なるため、最新のエリア情報を確認してください。
auローミングは終了する?契約前に知っておきたい注意点
KDDIの公式ページでは、楽天モバイル向けのローミング提供期間を「2019年10月1日から2026年9月30日まで」とし、「ローミング提供期間のさらなる延長については両社協議の上決定」と案内されています。
2026年9月末以降の扱いについては、現時点では確定した公式情報がありません。最新の動向については公式発表をご確認ください。
なお、楽天モバイルは自社回線エリアの拡大を進めており、パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えも順次行われています。一方で、地下鉄・地下街・トンネル・屋内施設などの一部やルーラルエリアでは、ローミング提供が継続されている地域もあります。
auローミング終了に関する最新情報はこちらでまとめています。
楽天モバイルが圏外・つながりにくい時の対策
エリア内であっても、建物の構造や地形の影響でつながりにくいケースがあります。主な対策を紹介します。
- 場所を少し移動する:窓際や屋外に出るだけで改善することがあります
- 機内モードのオン/オフを試す:スマートフォンが電波を再取得し、接続が安定することがあります
- 4G/5G表示とエリアマップを確認する:スマートフォンの表示だけでは楽天回線かパートナー回線か判断しにくいため、公式サービスエリアマップもあわせて確認しましょう
- Wi-Fiを活用する:自宅や職場など、Wi-Fi環境がある場所では積極的に活用しましょう
- 電波改善・調査を依頼する:楽天モバイルでは、つながりにくいエリアへの電波改善調査を受け付けています
圏外・つながりにくい場合の対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
契約前に確認したいチェックリスト
楽天モバイルを検討している方が、申し込み前に確認しておきたいポイントをまとめました。
- □ 自宅がサービスエリアマップで楽天回線またはパートナー回線エリアになっているか確認した
- □ 職場・学校・よく行く場所もエリアマップで確認した
- □ 地下や屋内が多い生活環境の場合、エリアマップで施設周辺を確認した
- □ 帰省先・旅行先でも問題ないかざっくり確認した
- □ 申し込みに従業員紹介キャンペーンが使えるか確認した
エリア確認で問題がなければ、あとは申し込み手続きに進むだけです。
楽天モバイルを申し込むなら従業員紹介キャンペーンも確認
楽天モバイルには、楽天グループ従業員から紹介を受けて申し込むと特典が受けられる「従業員紹介キャンペーン」があります。エリアの確認が済んで申し込みを検討しているなら、このキャンペーンも事前にチェックしておくことをおすすめします。
申し込み手順や特典の詳細はこちらをご確認ください。
よくある質問
楽天モバイルのローミングエリアとはどういう意味ですか?
楽天モバイルのローミングエリアとは、自社の楽天回線ではなく、パートナー(au)の基地局を通じてデータ通信ができるエリアのことです。「パートナー回線エリア」とも呼ばれます。利用者が意識することなく、楽天回線エリアとパートナー回線エリアを自動で切り替えながら通信します。
楽天回線エリアとパートナー回線エリアは料金が違いますか?
いずれも同じ料金プランの範囲内でご利用いただけます。楽天回線エリアでもパートナー回線エリアでも、データ通信の料金に違いはありません。
パートナー回線エリアでも5Gは使えますか?
楽天モバイルの5Gサービスは楽天回線5Gエリアでのみご利用いただけます。パートナー回線エリアでは5Gは利用できません。
auローミングが2026年9月に終了したら、地方では使えなくなりますか?
2026年9月末のローミング終了後の詳細な対応については、現時点では確定した公式情報が公表されていません。楽天モバイルは自社回線のエリア拡大を継続しており、ローミング終了後も引き続きサービスが提供できるよう整備が進められています。最新情報は楽天モバイルおよびKDDIの公式発表をご確認ください。
自分の住んでいる地域が楽天回線かパートナー回線か調べる方法は?
楽天モバイルの公式サービスエリアマップ(network.mobile.rakuten.co.jp/area/)で住所や現在地を入力して確認できます。楽天回線エリア・パートナー回線エリア・5Gエリアがそれぞれ色分けで表示されます。
地下鉄や屋内ではつながりますか?
地下鉄・地下街・屋内施設の一部は、パートナー回線エリアとして案内されています。ただし、すべての地下・屋内でつながるわけではなく、施設によって異なります。楽天モバイルはプラチナバンド(700MHz帯)の整備を進めており、屋内での電波環境の改善が期待されています。