楽天モバイルのauローミングは終了する?2026年9月以降の影響と確認すべきこと

楽天モバイルのauローミングは終了する?2026年9月以降の影響と確認すべきこと

楽天モバイルのauローミング(パートナー回線)は、KDDIとの契約上、2026年9月30日が提供期間の終了予定日です。ただし、KDDIの公式案内には「さらなる延長については両社協議の上決定する」と記載されており、2026年9月以降の扱いは現時点でも協議中とされています。

2026年5月にはKDDI社長がローミングについて「当初の役割は終えた」と発言したと報じられ、ユーザーの間で関心が高まっています。ただし、報道の内容と実際にできることを混同しないよう、事実をきちんと整理しておくことが大切です。

このページでは、auローミングの仕組みと経緯、現在の状況、影響を受けやすい場所、エリア確認の手順、不安な場合の対処法を順を追ってお伝えします。

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そもそもauローミングとは何か

楽天モバイルは2020年4月にサービスを本格開始しましたが、当初は自社の基地局が十分に整備されておらず、全国をカバーするには時間がかかる状況でした。そこでKDDIと協定を結び、楽天回線エリア外ではauのネットワークを借りて通信できるようにしたのが「パートナー回線(auローミング)」です。

利用者の側からは、楽天モバイルの電話・データ通信が楽天回線エリア外でも使えることになります。画面上の電波アイコンに「R」や「パートナー」と表示されている場合は、auのネットワークを経由して通信しているサインです。

ローミングを利用しているときも、楽天モバイルの料金プランで利用できます。ただし、パートナー回線でのデータ通信は5Gには対応しておらず、4G(LTE)のみとなっています。

楽天モバイルのauローミングは2026年9月に期限を迎える

このローミング契約の提供期間について、KDDIの公式ページでは「2019年10月1日から2026年9月30日まで」と明記されています。

当初の契約期限は2026年3月末でしたが、2023年4月にKDDIと楽天モバイルは新たな協定を締結しました。この新協定では、従来は対象外だった東京23区・名古屋市・大阪市の一部繁華街や、地下鉄・地下街・トンネル・屋内施設などの一部インドアエリア、ルーラルエリアも対象に加わり、提供期間が2026年9月まで延長されました。

そして現在、2026年9月30日が期限として設定されており、その後の扱いについては両社が協議中という状況です。KDDIの公式ページには「ローミング提供期間のさらなる延長については両社協議の上決定」とも記載されています。

2026年5月のKDDI社長発言で何が注目されているのか

2026年5月12日に報じられたケータイ Watchの記事(「KDDI松田社長、楽天モバイルへのauローミングは『当初の役割終えた』」)によると、KDDIの松田浩路社長は、2026年9月に期限を迎える楽天モバイル向けローミング契約について、「当初の役割は終えた」としたうえで、10月以降の協調について協議していると説明しています。

同記事では、以下の点も伝えられています。

  • 混雑エリアでは、auユーザーへの影響を避けるためローミング終了を進める方向
  • 楽天モバイルユーザーへの支援策として、副回線やpovoにも言及
  • KDDIは「中期経営戦略において、ローミング収入は収益源として考えていない」と以前から明言

また、KDDIはこれ以前から、自社auユーザーへの混雑影響を避けるため、トラフィックの多いエリアを中心に楽天モバイル向けローミングを段階的に終了させてきており、この流れは現在も継続中です。

一方で、2026年9月以降に「完全終了」か「延長継続」かは、現時点で公式に確定した情報はありません。今後の両社の発表に注意が必要です。

auローミング終了で楽天モバイルの電波は悪くなる?

結論から言えば、楽天回線エリアで安定して通信できている方は、影響が限定的にとどまる可能性があります。ローミングは、楽天回線がつながりにくい場所を補完する仕組みであり、楽天回線だけで安定して通信できる場所では、ローミングへの依存度は高くありません。

一方で、楽天回線が届きにくい地域や、地下・屋内・山間部などでは、ローミングに支えられている場所があります。こうした場所でローミング提供が縮小・終了した場合、通信品質に影響が出る可能性があります。

楽天モバイルは自社基地局の増設やプラチナバンド(700MHz帯)の整備、さらに衛星通信サービスの開始を目指してエリア拡大の取り組みを続けています。これらについては後述します。

影響を受けやすい可能性がある場所

以下のような場所は、楽天回線のカバーが薄くローミングに依存している可能性があります。乗り換えを検討している方や、地方・郊外に生活圏がある方は特に確認しておきましょう。

  • 地方・郊外・山間部:楽天回線の整備密度が都市部より低く、パートナー回線に依存している割合が高いエリア
  • 地下鉄・地下街・トンネル内の一部:2023年新協定で一部インドアとしてローミング対象に含まれたエリア
  • 屋内施設や観光名所の一部:KDDI公式ページでもローミング提供エリアとして示されている場所
  • 島しょ部・中山間地域:基地局設置が物理的に難しく、楽天回線エリアの整備が遅れているエリア
  • 高速道路・幹線道路の一部区間:都市間を結ぶルートでも、山岳部などでは楽天回線が途切れる区間があります

これらに当てはまる場所を生活圏にしている場合は、後述するエリアマップで楽天回線エリアの状況をしっかり確認することをおすすめします。

楽天モバイルが進めているエリア対策

楽天モバイルは、通信エリアや屋内でのつながりやすさを改善するため、複数の取り組みを進めています。それぞれの現状を整理します。

自社基地局の増設

楽天モバイルは自社のLTE基地局(Band 3:1.7GHz帯)の整備を継続しています。人口カバー率では高い数値を達成していますが、地方や郊外では密度が薄い場所もあり、特定のエリアでは引き続き整備が課題とされています。

プラチナバンド(700MHz帯)の整備

楽天モバイルは2024年6月27日、自社プラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを開始しました。プラチナバンドは障害物を回り込みやすい低周波数帯で、屋内・地下・山間部などでの通信改善が期待される周波数帯です。

ただし、現時点でのプラチナバンド対応エリアは順次拡大中の段階です。整備状況は地域によって大きく異なるため、自分の生活圏での対応状況は公式エリアマップでご確認ください。

衛星通信サービスの準備

楽天モバイルはAST SpaceMobileとの提携のもと、スマートフォンと衛星が直接通信するサービスを2026年第4四半期に日本国内で開始することを目指していると案内されています。圏外の解消につながる可能性がある取り組みとして注目されていますが、詳細な提供条件や対応エリアは現時点では公式に確認できていません。

これらの対策がローミング終了のタイミングに間に合うかどうかは、現時点では明らかになっていません。気になる方は、楽天モバイルの公式発表をこまめに確認することをおすすめします。

乗り換え前・利用中に確認すべきこと

楽天モバイルへの乗り換えを検討している方も、現在ご利用中の方も、まず自分の生活圏が楽天回線エリアに入っているかを確認することが重要です。

ステップ1:公式エリアマップで楽天回線エリアを確認する

楽天モバイルの公式エリアマップでは、楽天回線の4G・5Gエリアを確認できます。パートナー回線(ローミングエリア)については、KDDI公式ページの「楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア」もあわせて確認すると安心です。

確認のポイントは以下の通りです。

  • 自宅・職場・通勤通学ルートなど、毎日使う場所が楽天回線エリア(ピンク色)に入っているか
  • よく行く商業施設や地下空間がローミングエリアにのみ表示されていないか
  • 帰省先や旅行先など長期滞在する場所はどうか

エリアマップの詳しい見方と使い方は、以下の記事で解説しています。

楽天モバイルはどこの回線?エリア確認の基本と注意点

ステップ2:エリアマップはあくまで目安として使う

エリアマップはあくまでも参考情報です。同じ「楽天回線エリア」内でも、建物の構造・階数・地形によって実際の電波状況は異なります。特に以下の点は注意が必要です。

  • 地図上では楽天回線エリアでも、建物の奥まった場所や地下では電波が届きにくいことがあります
  • ローミングエリアの表示が消えていても、実際に圏外になるかどうかは現地確認が必要です

乗り換え前に試せる機会があれば、実際の生活圏で電波を試してみることが最も確実な判断材料になります。

ステップ3:実際の利用場所で通信状況を確認する

すでに楽天モバイルをご利用中の方は、自宅・職場・通勤通学ルート・よく行く屋内施設などで、実際に通信できるかを確認しておくと安心です。エリアマップ上では楽天回線エリアに入っていても、建物の構造や地下、地形、混雑状況によってつながりやすさが変わる場合があります。

現在どの回線に接続しているかの表示は、機種やOS、設定によって異なります。正確に確認したい場合は、楽天モバイルや端末メーカーの案内、または利用中の端末の設定画面をご確認ください。

不安な人はpovoなど副回線との併用も選択肢

「楽天回線エリアには入っているが、ローミング終了後の通信品質が心配」「地方への出張や帰省が多い」という場合は、もう1枚SIMを持つ「副回線」との併用も一つの対策として挙げられます。

副回線の代表的な選択肢として、KDDIグループのpovo(ポヴォ)があります。povoはKDDIのauネットワークを利用するサービスのため、楽天モバイルとは異なる回線の副回線として検討しやすい選択肢です。ただし、実際のつながりやすさは利用場所によって異なります。

副回線を持つ際の注意点として、以下を確認したうえで検討してください。

  • 費用の増加:楽天モバイルの月額料金との合算で、家計にとって合理的かどうかを判断する
  • SIMの差し込み口(スロット):スマートフォンがデュアルSIMまたはeSIMに対応しているか確認する
  • 使い分けの手間:副回線を実際に活用できる場面があるかどうかも考慮する

楽天モバイルと副回線(第2回線)の組み合わせについては、以下の記事も参考にしてください。

楽天モバイルを第2回線として使う方法と注意点

楽天モバイルを申し込むならエリア確認後に従業員紹介もチェック

エリア確認をして「自分の生活圏では問題なさそう」と判断できたなら、次は申し込み方法を検討する段階です。

楽天モバイルには通常のキャンペーンのほかに、楽天グループ従業員からの紹介で申し込む「従業員紹介キャンペーン」があります。通常の申し込みとは別にポイント還元を受けられる場合があり、うまく活用するとお得に申し込める可能性があります。

詳しいポイント内容や条件は時期によって変わるため、最新情報はログイン後の申し込み画面や以下のページでご確認ください。

楽天モバイル従業員紹介キャンペーンとは
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よくある質問

auローミングは2026年9月30日に必ず終わりますか?

現時点ではKDDI公式の案内通り2026年9月30日が提供期間の終了予定日です。ただし「さらなる延長については両社協議の上決定する」とも案内されており、期限後の扱いはまだ確定していません。最新情報はKDDIまたは楽天モバイルの公式発表でご確認ください。

今も楽天モバイルでローミングは使えますか?

はい、2026年9月30日の期限までは引き続きローミングが利用できます。ただしKDDIは以前から、自社auユーザーへの混雑影響を避けるためトラフィックの多いエリアを中心にローミングを段階的に終了させています。エリアによっては、期限前でもローミングが使えない場所があります。

楽天回線エリアとパートナー回線エリアはどうやって見分けられますか?

楽天回線エリアは楽天モバイル公式の「通信・エリア」ページで確認できます。パートナー回線(ローミングエリア)は、KDDI公式ページの「楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア」もあわせて確認してください。どちらも目安のため、実際の電波状況は建物や地形によって異なる場合があります。

今使っているスマートフォンが楽天回線とローミングのどちらに接続しているか確認できますか?

表示方法は機種やOS、設定によって異なります。ステータスバーや設定画面で確認できる場合もありますが、表示内容だけで断定できないケースもあります。まずは楽天モバイル公式のエリアマップとKDDI公式のローミング提供エリアを確認し、実際の利用場所で通信状況を試すのが安全です。

auローミング終了後、電波が悪くなったらどうすればいいですか?

まず楽天モバイルの公式エリアマップで、お住まいや職場が楽天回線エリアに入っているか確認してください。エリア内であれば、ローミングがなくても通信は継続できます。エリア外の場合や不安が残る場合は、povoなどの副回線との併用を検討するのも一つの方法です。

楽天モバイルはプラチナバンドを持っているのですか?

はい。楽天モバイルは2024年6月27日から自社プラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを開始しました。プラチナバンドは障害物を回り込みやすい低周波数帯で、屋内や地下での通信改善が期待されています。ただし対応エリアは順次拡大中の段階のため、ご自身の生活圏での状況は公式エリアマップでご確認ください。

ローミングが終了しても、楽天モバイルは使い続けられますか?

楽天回線エリア内であれば、ローミングが終了しても通信は継続できます。ローミングはあくまで補完的な仕組みであり、楽天回線で通信できている場所では引き続き問題なく使えます。ただしローミングに頼っている場所での影響については、エリアマップで確認するか、実際の電波状況を試してみることをおすすめします。

ローミング終了前に乗り換えを急ぐ必要はありますか?

現時点では「9月30日以降に必ず完全終了する」と確定しているわけではなく、両社協議中の状況です。急いで結論を出す必要はありませんが、ご自身の生活圏での楽天回線エリアの状況を確認しておくことは、乗り換えを検討するうえで有益です。まずはエリアマップで確認し、不安が残る場合は副回線を含めた選択肢を検討してみてください。

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