楽天モバイルは今どうなっている?2026年Q1決算から契約者数・解約率・今後を解説

楽天モバイルは今どうなっている?2026年Q1決算から契約者数・解約率・今後を解説

楽天モバイルへの乗り換えを検討している方から、「赤字続きで大丈夫なの?」「そもそも契約者は増えているの?」という声をよく聞きます。

結論から言うと、2026年5月14日に発表された楽天グループの最新決算(2026年度第1四半期)によれば、楽天モバイルの契約回線数は1,036万回線に到達し、売上も前年同期比18.5%増と伸びています。損失は続いているものの、改善幅は着実に広がっています。

この記事では、決算資料の数字をもとに「楽天モバイルは今どういう状況か」を利用者目線で整理します。

なお、この記事は楽天モバイルの利用を検討する方向けに公開資料をもとにまとめたものです。楽天グループへの投資判断を目的としたものではありません。

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2026年Q1の主要数字まとめ

まず、決算資料から利用者に関係する数字を一覧にします。

指標Q1/26の値補足
全契約回線数1,036万回線前年同期比+174万回線
モバイルセグメント売上収益1,312億円前年同期比+18.5%
Non-GAAP営業損失−380億円前年同期比133億円改善
モバイルセグメントEBITDA10億円前年同期比76億円改善
固定資産税を除くEBITDA(楽天モバイル)66億円の黒字前年同期比66億円改善
調整後MNO解約率1.57%Q1/25は1.56%
MNO ARPU2,834円前年同期比+6円
ネットワーク設備投資262億円Q1/25は100億円

※すべて楽天グループ2026年度第1四半期決算説明会資料(2026年5月14日公表)に基づきます。

契約回線数は1,036万回線に到達

2026年3月末時点の全契約回線数は1,036万回線で、1年間で174万回線増えました。MNOの純増数も前年同期比15.0%増と、着実に伸びています。

また、楽天グループの決算資料にはMMD研究所の調査データ(2026年2月、対象:18〜69歳の男女4万人)も引用されており、「今の通信サービスを使い続けたい」という継続意向では楽天モバイルが76.4%でトップ、「乗り換え先として最も検討している」でも23.7%でトップという結果が紹介されています。

「契約者が増えているから安心」と言い切るのは難しいですが、利用者数の推移は乗り換えを検討する際の一つの参考になるでしょう。

「赤字続きで大丈夫?」という疑問に答える

率直に言うと、楽天モバイルはまだ赤字です。2026年Q1のNon-GAAP営業損失は−380億円で、損失は続いています。

ただし、前年同期(−513億円)と比べると133億円改善しており、売上も前年同期比18.5%増と成長が続いています。固定資産税を除いたEBITDAは66億円の黒字で、収益性の改善が進んでいることが確認できます。

また、楽天グループ全体では「MNO事業本格参入後初めての第1四半期黒字化」を達成しました。季節的に最も売上が落ちやすい1〜3月期での黒字化であり、グループ全体の体力が回復してきていることは確かです。

楽天モバイル単体がいつ黒字化するかは、決算資料には明示されていません。「赤字イコール即危ない」とは言えませんが、引き続き状況を見守る必要があることも事実です。料金の値上げ動向が気になる方は楽天モバイルは値上げする?最新の料金改定状況もあわせてご覧ください。

売上の推移と損失改善の中身

モバイルセグメント全体の売上収益は1,312億円です。楽天モバイルの四半期別売上推移を見ると、Q1/25の872億円からQ1/26の1,080億円へと、この1年で着実に増えています。資料では商戦期の販促活動が契約増加につながったと説明されています。

損失の中身で注目したいのは、固定資産税の扱いです。楽天モバイルは基地局などの設備を大量に保有しているため、1四半期あたり約56億円の固定資産税が発生しています。この負担を除いたEBITDAは66億円の黒字で、前年同期比66億円改善しました。このため、楽天モバイルの損益を見る際は、契約回線数や売上の伸びだけでなく、基地局などの設備保有に伴うコストもあわせて見る必要があります。

解約率はどう見るか

Q1/26の調整後MNO解約率は1.57%でした。前年同期(1.56%)とほぼ同水準で、大きな変化はありません。この数字はB2Cにおいて契約と同月に解約した回線などを除いたものです。

解約数の絶対数は開通数の増加に伴って増えていますが、MNO単純解約率は改善しているとのことです。2025年11月に導入した「累計5回線目以上への契約事務手数料」や本人確認ルールの強化が、すぐ解約するユーザーの抑制に効いているようです。

月次で見ると、2026年4月(速報値)の調整後解約率は1.33%で、前年同月(1.44%)から0.11ポイント改善しています。商戦期でもある4月に改善が見られた点は、短期解約を抑える取り組みが一定程度効いている可能性を示す材料といえます。

基地局投資は今後加速する方針

楽天モバイルのエリアについては、まだ弱いと感じているユーザーも少なくないと思います。決算資料では、この点に関する投資計画も示されています。

Q1/26のネットワーク関連設備投資は262億円でした。前四半期(Q4/25:287億円)より少ない数字ですが、これは2025年末に向けて工事を前倒しした影響で、Q2以降はさらに加速させる方針と説明されています。設置場所探しや地権者交渉などの前工程を社員が担う内製化の推進、リアルタイム映像を使った遠隔現地調査の導入なども資料に記載されています。

実際のエリアカバー状況は今後の実績次第ですが、投資規模と方向性は明確に示されています。現在の通信エリアを確認したい方は楽天モバイルはどこの回線か確認するの記事も参考にしてください。電波が気になる場合は電波が悪い時の対処法もあわせてどうぞ。

乗り換えを検討している方が押さえるべきこと

決算数字を踏まえて、乗り換えを検討している方へのポイントを整理します。

契約者数について
1,036万回線という規模は、楽天モバイルが安定した利用者基盤を持っていることを示しています。「使っている人が少ないから心配」という方には、一つの参考になるはずです。

財務の安定性について
楽天グループは「2027年までに非金融事業の純有利子負債/EBITDAを5倍以内」という財務目標を掲げており、2026年3月末時点で5.6倍と順調に進捗しています。財務体質の改善は続いています。

エリアや通信品質について
投資は加速方針ですが、現時点での品質はエリアによって差があります。申し込み前に公式サイトのエリアマップで自分の生活圏を確認することをおすすめします。

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よくある質問

楽天モバイルの契約者数は今どのくらいですか?

2026年3月末時点で1,036万回線です(MNO・MVNE・MVNOの合計)。前年同期から174万回線増えています(楽天グループ2026年度Q1決算資料より)。

楽天モバイルはまだ赤字ですか?

モバイルセグメントの営業損失は2026年Q1時点で−380億円と、まだ続いています。ただし前年同期(−513億円)から133億円改善しており、方向性は改善傾向です。なお楽天グループ連結では、MNO参入後初めて第1四半期の黒字化(Non-GAAP営業利益363億円)を達成しています。

楽天モバイルの解約率はどのくらいですか?

2026年Q1の調整後MNO解約率は1.57%です。2026年4月の月次解約率は1.33%(速報値)で、前年同月(1.44%)から改善しています。

楽天モバイルはエリアを広げる予定ですか?

決算資料によれば、Q2以降の基地局建設をさらに加速させる方針が明示されています。Q1のネットワーク設備投資は262億円で、社員による前工程の内製化なども進めているとのことです。

この記事の数字はどこから取っていますか?

楽天グループ株式会社が2026年5月14日に公表した「2026年度第1四半期決算説明会プレゼンテーション資料」に基づいています。原資料は楽天グループの投資家情報ページでご確認いただけます。

まとめ

楽天モバイルの最新状況を決算資料からまとめました。

契約回線数は1,036万回線と増加を続け、売上収益も前年同期比18.5%増です。損失は−380億円と続いていますが133億円改善しており、グループ全体では第1四半期として初の黒字化を達成しました。解約率はほぼ横ばいで推移しつつ改善の兆しが見られ、基地局投資もQ2以降に加速する方針です。

「大丈夫かどうか」を一言で断言するのは難しいですが、改善の方向性は数字として確認できます。乗り換えを検討している方は、エリアや料金プランを実際に確認しながら判断してみてください。

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