- 2026年5月30日
スマホはもう生活インフラ?総務省調査から見る楽天モバイルで通信費を見直す理由
総務省「令和7年通信利用動向調査」では、スマホ保有世帯が91.8%に達し、スマホが生活に深く定着して……

「楽天モバイルは山奥や離島でも使えるようになるの?」「衛星通信って何が変わるの?」——楽天モバイルへの乗り換えを検討していて、エリアが気になっている方も多いと思います。
結論から言うと、楽天モバイルは米AST SpaceMobileと連携し、山間部・離島など地上基地局だけでは届きにくい場所を補う衛星通信サービス「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」の提供を目指しています。日本国内では2026年第4四半期のサービス提供開始を目指すと案内されています。
ただし、これはあくまでも「目指している計画」の段階です。料金・対応端末・提供エリア・利用条件などの詳細は現時点で未定とされており、今後の発表を待つ必要があります。
この記事では、公式の発表・プレスリリースをもとに「衛星通信の仕組み」「確認できること・未定のこと」「他社衛星通信との違い」「契約前に確認すべきこと」を整理します。
楽天モバイルの衛星通信は、地上の基地局を経由せず、低軌道にある人工衛星と市販のスマートフォンが直接つながるしくみを目指しています。これまでの衛星通信(Starlinkなど)のように専用アンテナや追加機材を用意するのではなく、今持っているスマートフォンでそのまま通信できることを目指している点が特徴とされています。
楽天モバイルは米AST SpaceMobileと2020年3月に戦略的パートナーシップを締結し、低軌道衛星と市販スマートフォンによる直接の高速インターネット通信(音声・ビデオ通話等)を目指すプロジェクトを進めています。
サービスの目的として公式に示されているのは次の2点です。
楽天モバイルはこのプロジェクトを「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」と呼んでいます。2025年4月の公式プレスリリースでは、日本国内で2026年第4四半期のサービス提供開始を目指していると案内されています。
楽天モバイルとAST SpaceMobileは2025年4月に、日本国内で初めて低軌道衛星と市販スマートフォン同士のエンドツーエンドでの直接通信によるビデオ通話に成功したと発表しました。
試験の概要は次のとおりです。
この試験は実験試験局免許の予備免許を取得した上での事前疎通確認として行われたもので、引き続き通信試験が進められる予定とされています。
公式ページでは「テキストメッセージはもちろん、音声や動画データの送受信が可能」を目指すと案内されています(電波の状況等によって通信速度が変化する場合あり、と注記あり)。
ただし、具体的な通信速度や使用できるアプリ・サービスの種類は現時点で公式に明示されていないため、断定できない部分があります。
楽天モバイルは衛星通信の導入によって、将来的に日本の国土面積カバー率100%を目指すとしています。現在、日本の携帯電話サービスは人口カバー率が約99%に達している一方で、面積カバー率は日本全土の約70%にとどまると説明されています。山間部・離島・海上など、基地局建設が難しいエリアを補う手段として、スマホと衛星の直接通信が期待されています。
公式のプレスリリースや注記では、以下の事項が「現時点で未定」と明記されています。契約判断の前に確認しておきましょう。
| 未定の項目 | 公式の補足 |
|---|---|
| 料金・プラン形態 | 現時点で未定。既存プランに含まれるか別オプションになるかも未発表 |
| 正式な対応端末 | 市販スマートフォンを対象としているが、機種リストは未発表 |
| 使用する周波数帯 | プラチナバンド(700MHz帯)を使いたい意向が示されているが正式決定は未発表 |
| 提供エリア・提供時間 | 衛星の可視範囲・通過タイミングに依存。詳細は未定 |
| 申し込み方法 | サービス提供方法も未発表 |
つまり、「2026年第4四半期に向けて開始を目指している計画が進んでいる」という段階です。現在の楽天モバイルを「衛星通信が使えるから」という理由で選ぶのは時期尚早で、まずは今のエリアで問題なく使えるかどうかを確認するのが先決です。
「衛星通信」と聞くと、Starlinkのような大きなアンテナを屋外に設置するイメージを持つ方も多いかもしれません。ただし現在は、KDDIの「au Starlink Direct」のようにスマートフォンと衛星が直接通信するサービスも展開されています。楽天モバイルが目指しているものは、これらとどう違うのでしょうか。
| 比較項目 | Starlinkなど(専用アンテナ型) | au Starlink Directなど(スマホ直接通信型) | Rakuten最強衛星サービス |
|---|---|---|---|
| 必要な機器 | 専用アンテナが必要 | 対応スマホで利用 | 市販スマホとの直接通信を目指す |
| 提供状況 | 提供中のサービスあり | 日本でも提供中 | 2026年第4四半期開始を目指す |
| 主な位置づけ | 固定・移動先のブロードバンド | 圏外エリアの補完 | 楽天モバイル回線のエリア補完 |
| 注意点 | 機器・設置場所が必要 | 対応端末・対応アプリ等に条件あり | 料金・対応端末・提供条件は未定 |
楽天モバイルの衛星通信は、「今持っているスマートフォンで、地上回線とシームレスにつながる」ことを目指している点が特徴です。ただし、これはあくまで目指しているゴールであり、商用サービス開始後の実際の使い勝手は、提供が始まってみないとわからない部分もあります。
「衛星通信が始まれば圏外ゼロになる」と期待する声もありますが、現時点の公式発表ではそこまでは述べられていません。衛星通信は電波の状況等によって通信速度が変化する場合があること、衛星の可視範囲や通過タイミングによって通信できる時間・場所が限られる場合があることなど、注意事項も示されています。
公式の表現は「より広域のエリアカバーや、災害などの緊急時に向けたネットワーク冗長性の実現を目指す」というものです。地上基地局を完全に置き換えるものではなく、補完として機能することが想定されています。
低軌道衛星との通信は、上空との見通しが取れない環境(建物の中・地下・密集した樹木の下など)では難しい場合があります。山間部の屋外では期待できる場面があっても、山小屋の室内など条件によって変わる可能性があります。
衛星通信はまだ提供前のサービスです。今から楽天モバイルを契約しようか検討している方は、衛星通信の将来性よりも、現在の楽天モバイルエリアで自分の生活圏がカバーされているかどうかを先に確認するのが大切です。
楽天モバイルの公式エリアマップや電波状況シミュレーションを使うと、自宅・職場・よく行く場所のエリア状況をピンポイントで確認できます。
エリアや衛星通信について詳しく知りたい方は、楽天モバイル衛星通信とエリア不安を解消する記事もあわせてご覧ください。
衛星通信の動向を踏まえたうえで、今から楽天モバイルの申し込みを検討している方に確認してほしいポイントをまとめます。
衛星通信は将来的な安心材料として捉えながら、今の契約判断はエリアとキャンペーン条件の確認から始めるのがおすすめです。
申し込みの流れや条件を確認したい方は、楽天モバイル従業員紹介キャンペーンのページをご覧ください。手順の詳細は従業員紹介キャンペーンの申し込み手順でまとめています。
楽天モバイルの衛星通信はいつから使える?
日本国内では2026年第4四半期のサービス提供開始を目指すと案内されています。ただし、正式な開始日・対応端末・料金などの詳細は今後発表される予定で、現時点では未定です。
今持っているiPhoneやAndroidでそのまま使える?
市販スマートフォンと低軌道衛星の直接通信を目指すプロジェクトですが、正式な対応機種リストはサービス開始時に発表される予定です。今持っているスマートフォンが対応するかどうかは、現時点では確認できません。
衛星通信の料金はどうなる?追加費用がかかる?
現時点で料金・プラン形態は未定です。現行プランに含まれるかどうか、別途オプション扱いになるかどうかも発表されていません。正式なアナウンスを待つ必要があります。
Starlinkと何が違う?
Starlinkは専用アンテナを設置して利用する据え置き型の衛星ブロードバンドが中心です。楽天モバイルの衛星通信(Rakuten最強衛星サービス)は、市販スマートフォンが衛星と直接通信することを目指しており、機器の追加なしに地上回線とシームレスにつながることを狙っています。
災害時でも必ずつながるようになる?
災害時のネットワーク冗長性の向上が目的のひとつとして挙げられています。ただし、衛星との見通しが確保できない環境や通信状況によって、つながりやすさは変わる可能性があります。「必ずつながる」と断定されているわけではありません。
衛星通信が始まるまで楽天モバイルへの申し込みは待った方がいい?
衛星通信は将来の安心材料ですが、サービス開始までには時間があります。今の楽天モバイルのエリアで生活圏がカバーされているなら、申し込みを急いで待つ必要はありません。まずは公式エリアマップで確認してみましょう。
楽天モバイルの「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」は、山間部・離島・海上・災害時など、地上基地局だけではつながりにくい場所を補う取り組みとして期待されています。2025年4月には日本国内で低軌道衛星と市販スマートフォンのビデオ通話試験に成功し、2026年第4四半期のサービス提供開始を目指すと案内されています。
一方で、料金・対応端末・利用条件などの詳細はまだ未定です。今から申し込みを検討している方は、衛星通信の動向を追いつつも、まずは公式エリアマップで自分の生活圏が対象エリアかどうか確認することが大切です。
エリアに問題がなければ、申し込み前にキャンペーン条件も確認しておくと、ポイント還元を見落とさずに済みます。