楽天モバイル国際SMSは100円?iPhoneのiMessageとの違いを解説

「iPhoneのメッセージアプリで海外の友人とやり取りしていたら、国際SMSの料金が高額になっていた」という声が話題になっています。楽天モバイルをiPhoneで使っている方にとっては、他人事ではありません。
この記事では、楽天モバイルの国際SMSの料金、iMessageとSMSの違い、そして高額請求を防ぐための確認ポイントを、公式の案内をもとに整理します。
- 1. 結論|iMessageはデータ通信、国際SMSは別料金になる場合があります
- 2. 楽天モバイルの国際SMS料金はいくら?
- 3. iMessageとSMSは何が違う?
- 4. iMessageが国際SMSに切り替わると高額請求につながる仕組み
- 5. 楽天モバイルのiPhoneではRakuten Linkにも注意
- 6. 身に覚えのない国際SMSはiMessageの認証が原因の場合もあります
- 7. 国際SMSの高額請求を防ぐ方法
- 8. 楽天モバイルの国際通話・国際SMSには合計で月20,000円の利用限度額があります
- 9. 高額請求が発生したときの確認手順
- 10. よくある質問
- 11. まとめ|海外の番号あては「iMessageかSMSか」を確認しよう
結論|iMessageはデータ通信、国際SMSは別料金になる場合があります
先に結論をお伝えします。
- 青い吹き出しのiMessageは、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を使って送られます。海外の相手あてでも、国際SMSの送信料金は発生しません。
- 緑の吹き出しのSMS/MMS・RCSは、携帯電話会社のメッセージサービスです。海外の電話番号あてに送ると、楽天モバイルの国際SMSの送信料金が発生する場合があります。
- 同じ「メッセージ」アプリの中で、この2つが切り替わることがあります。だから気づきにくいのです。
つまり「海外の人とやり取りする=必ず国際SMS」ではありませんし、「メッセージアプリ=いつでも無料」でもありません。海外の電話番号へ送るときは、吹き出しの色に加えて、入力欄や送信時の表示がiMessageかSMSかを確認しましょう。
楽天モバイルの国際SMS料金はいくら?
まずは料金の全体像から確認します。
「1通100円」は本当?
SNSでは「国際SMSは1通100円」という数字がよく引用されています。ただ、この点は楽天モバイル公式のページ間でも表記が分かれています。
楽天モバイルのRakuten Linkの案内ページには、Rakuten Linkを利用しない場合の国際SMSとして「100円(不課税)/70文字(全角)」という記載があります。一方、国際SMSの詳細ページでは、日本から海外へのSMSは「国・地域別従量課金」と案内されています。
公式ページ間で表記が異なるため、本記事では一律100円とは断定しません。実際に送信する国・地域の料金表を確認したうえで判断することをおすすめします。
現在は国・地域別の従量課金として案内されています
楽天モバイルの国際SMSのページでは、日本から海外の電話番号へ送信する場合の料金が、全角1〜70文字で「国・地域別従量課金(1通分)」と案内されています。送り先によって1通あたりの単価が変わる仕組みです。
文字数が増えると複数通分になります
国際SMSは「1回送信したら1通分」とは限りません。公式の案内では、全角71〜134文字は2通分として計算されるなど、文字数に応じて段階的に通数が増えていくと説明されています。半角のみの場合は160文字までが1通分です。
チャット感覚で長文を何度も送ると、送信回数以上に通数が積み上がることになります。ここが高額請求につながりやすいポイントです。
国際SMSの受信は無料
日本で海外の電話番号からSMSを受信する場合は無料と案内されています。料金が発生するのは、基本的にこちらから送信したときです。
| 項目 | 楽天モバイルの案内 |
|---|---|
| 日本から海外の電話番号へ送信(全角1〜70文字) | 国・地域別の従量課金(1通分) |
| 全角71〜134文字の場合 | 2通分として計算 |
| 半角のみの場合 | 160文字までが1通分 |
| 日本で海外の電話番号から受信 | 無料 |
| iPhone(iOS)でのRakuten Link | 国際SMSの送受信は不可。iOS標準のメッセージアプリを利用 |
| 国際通話・国際SMSの月間利用限度額 | 合計20,000円(請求額の上限ではありません) |
料金や条件は変更される場合があります。最新の内容は、楽天モバイル公式の国際SMSページと、Rakuten Linkアプリ内のmy 楽天モバイル機能にログイン後の表示内容を最終確認してください。
iMessageとSMSは何が違う?
料金を左右するのは「どちらで送られたか」です。見分け方はシンプルで、吹き出しの色です。
青い吹き出しはiMessage
Appleの案内によると、iMessageで送信したメッセージは青い吹き出しで表示されます。iMessageはiPhoneなどのApple製デバイス同士で、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を経由して送られます。相手が海外にいても、国際SMSの送信料金はかかりません(モバイルデータ通信を使った場合は、データ通信量として扱われます)。
緑の吹き出しはSMS・MMS・RCS
一方、SMS/MMSやRCSで送られたメッセージは緑の吹き出しで表示されます。これらは携帯電話会社が提供するサービスで、Apple製以外の端末にも送れる代わりに、契約しているメッセージサービスの料金体系が適用されます。海外の電話番号あてなら、楽天モバイルの国際SMSとして扱われる場合があります。
今まで青かった相手でも緑になることがあります
ここが最大の落とし穴です。Appleは、メッセージが緑で表示される理由として次のようなケースを挙げています。
- 送信先の相手がApple製デバイスを使っていない
- 自分または相手の端末でiMessageがオフになっている
- 自分または相手の端末でiMessageが一時的に利用できない状態になっている
つまり、昨日まで青かった相手でも、今日は緑になることがあり得ます。相手が機種変更した、通信状況が不安定だった、といった理由でも起こります。アプリのアイコンも会話の場所も同じなので、送る側は変化に気づきにくいのです。
| 比較軸 | iMessage | SMS/MMS・RCS |
|---|---|---|
| 吹き出しの色 | 青 | 緑 |
| 使われる通信 | Wi-Fiまたはモバイルデータ通信 | 携帯電話会社のメッセージサービス |
| 送信できる相手 | iPhoneなどApple製デバイス | Apple製以外の端末にも送信可能 |
| 海外の番号あての料金 | 国際SMSの送信料金はかからない | 国際SMSの送信料金が発生する場合がある |
iMessageが国際SMSに切り替わると高額請求につながる仕組み
「メッセージアプリ=無料のチャットアプリ」という感覚のまま使い続けると、料金が積み上がることがあります。主な要因は次の3つです。
海外の電話番号あてに何度も送信してしまう
チャットのテンポで短い文を連投すると、その回数分が送信としてカウントされます。1通あたりの単価が小さく見えても、往復のやり取りが続けば無視できない金額になります。
長文が複数通分としてカウントされる
前述のとおり、全角70文字を超えると複数通分として計算されます。「送ったのは10回なのに、通数はもっと多かった」という状況が起こり得ます。
送達されなくても料金が発生する場合がある
楽天モバイルは、海外通信事業者の都合で送信した国際SMSが受信者に届かなかった場合でも通信料が発生することがある、送信が完了していない場合でも通信料が発生する場合がある、と案内しています。「届いていないから無料」とは限らない点に注意が必要です。
なお、SNSで話題になっている個別の高額請求について、原因を一つに断定することはできません。ここでは「こうしたリスクが指摘されている」という前提で、仕組みの側から見ておくのが安全です。
楽天モバイルのiPhoneではRakuten Linkにも注意
楽天モバイルユーザーが見落としやすいのが、Rakuten Linkの仕様です。
楽天モバイルの案内によると、iOS製品ではRakuten Linkで国際SMSを送受信できません。iPhoneの場合、国際SMSのやり取りはiOS標準のメッセージアプリで行うことになります。
「Rakuten Linkを使っているから無料のはず」という思い込みが、そのまま標準メッセージアプリでの国際SMS送信につながってしまう構図です。Rakuten Link全般の使い方はRakuten Linkの使い方ガイドでまとめています。
身に覚えのない国際SMSはiMessageの認証が原因の場合もあります
「海外の人に送った覚えがないのに、国際SMSの料金が発生している」というケースもあります。これは必ずしも誤請求とは限りません。
楽天モバイルの公式FAQでは、iPhoneの標準アプリ(iMessageやFaceTimeなど)で設定をオフからオンに切り替えた際にアクティベーション(初期設定)が発生し、国際SMSが自動送信される場合があると案内されています。
心当たりがあるとすれば、次のようなタイミングです。
- iPhoneを新しく購入して初期設定をした
- 楽天モバイルに乗り換えてSIMを入れ替えた
- iMessageやFaceTimeを一度オフにして、再度オンにした
請求内容に違和感がある場合は、まず利用明細と設定変更の時期を照らし合わせてみてください。請求全般の確認手順は楽天モバイルの請求がおかしいと感じたときの確認方法で解説しています。
国際SMSの高額請求を防ぐ方法
完全に防ぐ魔法の設定はありませんが、リスクはかなり下げられます。
送信前にiMessageかSMSかを確認する
いちばん効果的で、いちばん簡単な方法です。海外の番号とやり取りするときは、送信ボタンを押す前に、吹き出しの色に加えて入力欄や送信時の表示がiMessageになっているかを確認する習慣をつけましょう。
「SMSで送信」の設定を見直す
iPhoneの設定アプリ内「メッセージ」には、iMessageが利用できないときにSMSとして送信するかどうかの設定項目があります(表示名や配置はiOSのバージョンによって異なる場合があります)。オフにしておけば、意図せずSMSに切り替わって送信されるケースを減らせます。
ただし、これをオフにすればすべての国際SMSを防げるわけではありません。前述のiMessage・FaceTimeのアクティベーションのように、別の経路で送信されることもあります。
長いやり取りはSMS以外の手段に切り替える
海外の相手と長く会話するなら、双方が同じメッセージアプリを使う、あるいはデータ通信を利用する通話・チャットサービスに移るほうが、料金面では安心です。文字数を気にせずに済むという意味でも現実的です。
my 楽天モバイル機能で通話/SMSサービスの設定を確認する
my 楽天モバイル機能では、契約中の通話/SMSサービスのオン・オフを切り替えられる案内があります。国際通話・国際SMSの取り扱いは変更される場合があるため、ログイン後の表示内容を最終確認してください。
利用明細をこまめに確認する
国際SMSは、使った実感がないまま金額が積み上がるタイプの料金です。海外の番号とやり取りした月は、my 楽天モバイル機能の利用明細を早めに開いておくと安心です。
楽天モバイルの国際通話・国際SMSには合計で月20,000円の利用限度額があります
楽天モバイルは、国際通話・国際SMSについて毎月のご利用限度額(20,000円)を設定していると案内しています。国際SMSだけの枠ではなく、国際通話とあわせた合計額に対する限度額です。
ただし、これは請求額の絶対的な上限ではありません。公式の案内では、利用限度額を超過したことを確認できた時点でサービスの利用を停止することができる、という書き方になっています。反映や停止がリアルタイムに行われるとは限らないため、20,000円を超えた料金が発生する可能性は残ります。
「上限があるから大丈夫」ではなく、「上限はあるが、止まるまでにタイムラグがあり得る」と理解しておくのが正確です。
高額請求が発生したときの確認手順
実際に金額に驚いたときは、次の順番で確認すると原因を絞り込みやすくなります。
- my 楽天モバイル機能で利用明細を開き、国際SMSの発生日と件数を確認する
- iPhoneのメッセージアプリで、その日の送信履歴と吹き出しの色を確認する
- iMessage・FaceTimeの設定を変更した時期(機種変更・SIM入れ替えなど)と突き合わせる
- それでも原因が分からない場合は、楽天モバイルへ問い合わせる
公式の説明は利用した覚えのない国際通話/国際SMSの請求がありました。なぜですか?にまとまっています。
国際通話側の高額請求については、楽天モバイルの国際通話で高額請求に注意で詳しく解説しています。
よくある質問
iMessageで海外のiPhoneに送ると有料ですか?
青い吹き出しのiMessageはWi-Fiまたはモバイルデータ通信で送られるため、国際SMSの送信料金はかかりません。モバイルデータ通信を使った場合は、データ通信量として扱われます。
緑の吹き出しなら必ず国際SMSですか?
緑はSMS/MMSまたはRCSで送られたことを示します。相手が国内の電話番号なら国内のSMSとして扱われ、海外の電話番号あてであれば国際SMSの送信料金が発生する場合があります。色だけでなく、宛先が国内か海外かもあわせて確認してください。
Rakuten Linkなら国際SMSも無料ですか?
iPhone(iOS)の場合、Rakuten Linkでは国際SMSを送受信できないと案内されています。iOS標準のメッセージアプリでのやり取りとなるため、無料にはなりません。
国際SMSの受信にも料金はかかりますか?
日本で海外の電話番号からSMSを受信する場合は無料と案内されています。料金が発生するのは、基本的に送信したときです。
国際SMSは1通100円ですか?
Rakuten Linkのページには「100円(不課税)/70文字(全角)」という案内がありますが、国際SMSの詳細ページでは国・地域別の従量課金として案内されています。一律100円とは限らないため、送り先の国・地域と利用明細で確認するのが確実です。
国際SMSを使えないように設定できますか?
my 楽天モバイル機能では、通話/SMSサービスのオン・オフを切り替えられる案内があります。取り扱いは変更される場合があるため、ログイン後の表示内容を最終確認してください。あわせて、iPhone側でiMessageが使えないときにSMSで送信する設定を見直しておくと、意図しない送信を減らせます。
身に覚えのない国際SMSの料金があるのはなぜですか?
楽天モバイルの公式FAQでは、iPhoneの標準アプリ(iMessageやFaceTimeなど)の設定をオフからオンに切り替えた際、アクティベーションのために国際SMSが自動送信される場合があると案内されています。機種変更やSIMの入れ替えの直後は、この可能性があります。
まとめ|海外の番号あては「iMessageかSMSか」を確認しよう
楽天モバイルの国際SMSは、「危険なサービス」ではありません。分かりにくいのは、iMessageとSMSが同じメッセージアプリの中に同居していて、見た目がほとんど変わらないという点です。
- 青い吹き出し=iMessage。データ通信で送られ、国際SMSの料金はかからない
- 緑の吹き出し=SMS/MMS・RCS。海外の番号あてなら国際SMSの料金が発生する場合がある
- iPhoneではRakuten Linkで国際SMSを送受信できない
- 身に覚えのない請求は、iMessage・FaceTimeのアクティベーションが原因の場合もある
- 国際通話・国際SMSには合計20,000円の利用限度額があるが、請求額の絶対的な上限ではない
海外の番号とやり取りする前に、iMessageとして送られるかどうかを確認する。この一手間だけで、多くのケースは防げます。
これから楽天モバイルを契約する方も、料金プランだけでなくRakuten Linkのようなサービス仕様を理解したうえで申し込むと安心です。楽天モバイル従業員紹介キャンペーンの解説はこちらからご覧いただけます。
海外でのデータ通信については楽天モバイルの海外ローミングの使い方で解説しています。
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